欧州リサーチトリップ報告

そしてユーロは続く

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2012年09月19日

サマリー

◆9月10日から14日の一週間、ドイツ、スペイン、フランスの3か国で中央銀行、銀行、保険、事業会社の計18件を訪問した。

◆ユーロ圏の現状は厳しく、危機を脱するまで長い時間と多大なコストがかかるという見通しが共有され、「ユーロ圏崩壊」は可能性の低いリスクシナリオと捉えられていた。9月6日に発表されたばかりのECBのOMTに対する評価は概ね好意的で、ユーロ圏を存続させようとする強い政治的意思が存在するとの意見がコンセンサスであった。ユーロ圏景気は2012年後半はマイナス成長、2013年にやや持ち直すとの予想が多かった。

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