サマリー
◆ただ、ドイツの景況感は2011年末以降持ち直す動きが出てきた。米経済が緩やかながら回復基調にあること、ブラジルに続いて中国やインドも金融政策が引き締めから緩和に転じつつあること、などが外需見通しの上方修正要因になっていると考えられる。また、ユーロ圏各国の国債発行の際の金利が1月に入って低下していることも、景況感改善に寄与している。
◆金利低下はECB(欧州中央銀行)による資金供給拡大に負うところが大きいとみられるが、これは財政問題の解決に対しては時間稼ぎの役割を果たしているにすぎない。時間稼ぎができている間に、まずはギリシャに対する第2弾支援を始動させる必要がある。また、ユーロ共同債導入を含む財政統合実現のための具体的な手段とスケジュールを公表するべきだろう。これらを早期に実現できなければ、景気下振れのリスクが高まると予想される。
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