新興国マンスリー(2013年2月)景気回復の確度が高まる
~ただし投資主導には時間が必要か~
2013年02月05日
サマリー
◆世界の各所で景況感の改善が続いており、経済の先行きにかかわる不確実性の低下が、投資などの需要を刺激する効果も期待できる局面に入っている。米中の景気の明るさが増していることが大きいが、中でも米国では生産や消費ではなく、上下サイクルの長い住宅市場が改善していることが景況感を支えている。
◆欧州ではアベノミクス批判が頻繁に聞かれるが、円安ユーロ高の進行は、ECBによる早過ぎる緩和解除を回避するメリットもある。今起こっているのは「通貨戦争」ではなく「競争的金融緩和」と評すべきであろう。
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