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新興国マンスリー(2012年2月)欧州平穏の持続性は?

~久々のアップサイドリスクか~

2012年02月03日

経済調査部 経済調査部長 児玉 卓

新興国リサーチチーム

サマリー

◆ユーロ圏危機が小康を得ていることで、新興国の株価が上がり、為替レートも持ち直している。昨年のブラジルに始まった金融緩和がより多くの新興国に、より積極的に採用される期待を持たせる変化である。

◆多くの新興国の2012年の成長率は前年から鈍化する可能性が高いが、現在注目すべきは、成長見通しの悪化が止まる可能性が出てきていることである。これは金融市場の安定化を介して、実際に新興国経済の下方リスクを軽減させる効果を持つ。

◆ユーロ圏の構造欠陥が温存される中、マネーの威力による市場沈静化効果は永続的ではないにせよ、ある程度の持続性は期待できよう。同地域に関して当面注視が必要なのは、市場の反乱ではなく市民の反乱であると思われる。

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