野田首相がワシントンでオバマ米大統領と会談し、「未来に向けた共通のビジョン」と題する日米共同声明を発表した。声明は、日米同盟を「アジア太平洋地域における平和、安全保障、安定の礎」と位置づけた。日米両国が「アジアと世界の平和、繁栄、安全保障」に向けてあらゆる能力を駆使し、その役割と責任を果たすと宣言している。声明は、東アジア首脳会議(EAS)やアジア太平洋経済協力会議(APEC)を通じた国際的なルール作りの重要性を強調したうえ、「地域の全てのパートナー」に積極的な貢献を促した。名指しを避けながらも、軍事、経済両面で台頭する中国を最も念頭に置いているのは明らかだ。
※掲載レポートは中国語原本レポートにおけるサマリー部分の和訳です。
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