2012年04月24日
サマリー
◆2013年からのバーゼルⅢの導入を見据えて、コンティンジェント・キャピタルへの注目が高まっている。新しい規制では、従来型の優先出資証券や劣後債に関して、その他Tier1、Tier2への資本算入が原則禁止となるため代替調達が急がれているからだ。
◆欧州では、CRDⅣやスイス・フィニッシュといった規制整備が先行したため、バーゼルⅢでの最終的な資本適格要件が確定する前の段階から、コンティンジェント・キャピタルの発行に踏み切るケースが増加している。投資家は、高利率を歓迎する一方、損失順位のヒエラルキー逆転など混乱する点も多い。
◆本稿では、既に海外金融機関(特に欧州)が発行したコンティンジェント・キャピタルの事例と大和総研が実施したアンケート調査の内容を踏まえ、今後、邦銀が発行・投資を行う際の留意点をまとめている。
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