企業ガバナンス改正の方向(4)—社外取締役

社外取締役の選任義務化や独立性強化が検討されている

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サマリー

◆経済産業省、金融庁、東京証券取引所で、上場会社のコーポレート・ガバナンスに関する検討委員会を設けて審議が重ねられている。

◆上場会社の多くは、社外取締役を選任する義務は無いものの、およそ5割弱が選任している。しかし、全ての上場会社に選任を義務付けるべきではないかと指摘されている。

◆また、社外取締役が真に経営陣から独立しているか、疑問視する機関投資家も少なくなく、独立性基準を導入するべきであるという指摘もある。

◆本稿では、社外取締役について指摘される問題点を取り上げ、それに関わる検討委員会における検討に言及する。

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