個人型確定拠出年金(iDeCo)の加入状況

2017年の1年間で、加入者数は2.4倍。公務員は3%が加入。

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サマリー

◆2017年12月末時点でiDeCoの加入者数は74.5万人となり、2016年12月末(30.6万人)から2.4倍の規模となった。2017年の新規加入者数は45.8万人で、第2号加入者(会社員、公務員)数が39.7万人と全体の9割近くを占めた。


◆加入者の拠出する掛金額の分布については、2017年8月末時点から大きな変化はない。第1号加入者(自営業者等)は、少額を拠出する層と限度額近くまで拠出する層に二極化し、第2号、第3号加入者(専業主婦等)では、限度額近くまで拠出する層が比較的多くなっている。


◆全加入者数の8割以上を占める第2号加入者の拠出限度額が低すぎるという指摘もある。今後は、加入者の掛金額の状況に合わせて見直していく必要があるのではないか。


◆2018年1月からは、掛金の年単位拠出が可能となった。加入者は経済的事情に合わせた掛金の拠出、また拠出限度額のコントロールも可能となろう。

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