サマリー
新たな株式報酬制度として譲渡制限付株式が活用可能になり約2年が経った。譲渡制限付株式とは、一定期間の譲渡制限が付された現物株式を報酬として付与するものである。コーポレートガバナンス強化の取り組みを背景に、役員に投資家目線の経営を促す効果や役職員のリテンション効果を狙った報酬制度として活用が進んでいる。筆者もこの2年間、譲渡制限付株式報酬の導入支援に携わっており、その過程で多くの企業の導入事例を見てきた。譲渡制限付株式の導入目的の中には、これら一般的な目的に加え、自社が抱える組織上の課題解決に活用しようとする興味深い事例もある。本稿では、コーポレートガバナンス強化と異なる観点から譲渡制限付株式の導入事例を紹介するとともに、そこから読み取れる昨今の組織が抱える課題について述べたい。
このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。
同じカテゴリの最新レポート
-
データサイエンスを踏まえた年金数理理論の人的資本分析への発展可能性
新たな退職率算定方法による退職要因分析への応用
2026年07月17日
-
非財務情報は企業価値に寄与するか
非財務情報(人的資本・ガバナンス)を用いた企業価値への影響に係る定量的検証
2026年04月03日
-
M&Aによる人事制度統合検討の実務ポイント
職能資格制度における実務例を中心に
2026年03月31日
関連のサービス
最新のレポート・コラム
-
中間配当の導入は株価を動かすか
開示直後は好感されるも、効果のインパクトや持続力は弱い
2026年07月17日
-
経済産業省「公正な買収の在り方に関する研究会」による企業買収行動指針のポイント・Q&A(案)
指針の趣旨を明確化~「企業価値」や「望ましい買収」とは?~
2026年07月17日
-
「トランプ口座」始動、未来の株主多数輩出
口座開設、「収益獲得」ではなく「次世代投資家との接点」
2026年07月17日
-
データサイエンスを踏まえた年金数理理論の人的資本分析への発展可能性
新たな退職率算定方法による退職要因分析への応用
2026年07月17日
-
AI時代の競争力を生むのは誰か? ~シリコンバレーとシアトルが示す「人材エコシステム」の力~
2026年07月17日

