サマリー
◆コーポレートガバナンス・コード(企業統治指針)が目指す「中長期的な企業価値の向上」の根幹ともいえる戦略シナリオや経営計画は具体的にどう変わるべきか。これについては深い議論がなされているとは言い難い。
◆現状の経営計画に限っていえば、全社のベクトル合わせをはじめとした内部管理を目的としたものが目立つ。またプロセス面では、経営陣と本社部門ではなく、本社部門と原案作成部門(現場)との「対話」がむしろ重要視されている。
◆コーポレートガバナンス・コードの基本的な考え方に則り、企業価値創造プロセスを紐解くと「反省・振り返り」「事業環境認識」をはじめ8つのブロックに分解することができる。
◆投資家との対話を有益なものとするためにも「反省・振り返り」は有用である。「今まではこう、これからはこう」を冒頭で明確にすることが対話のファーストステップとして求められる。
◆コードの本質は常にプロセス設計に宿る。戦略シナリオや経営計画の策定においても同様だ。トレーザビリティを重んじ、企業品質自体を高めることを目的として策定プロセスを投資家と共有することも必要である。
このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。
執筆者のおすすめレポート
-
【経営企画部 業務必携】コーポレートガバナンス・コード時代の企業価値創造プロセス(9)
チャーミングなストーリーラインを目指して
2016年09月05日
-
【経営企画部 業務必携】コーポレートガバナンス・コード時代の企業価値創造プロセス(8)
チャーミングなストーリーラインを目指して
2016年05月26日
-
【経営企画部 業務必携】コーポレートガバナンス・コード時代の企業価値創造プロセス(1)
チャーミングなストーリーラインを目指して
2015年09月28日
-
【経営企画部 業務必携】コーポレートガバナンス・コード時代の企業価値創造プロセス(7)
チャーミングなストーリーラインを目指して
2015年12月15日
-
【経営企画部 業務必携】コーポレートガバナンス・コード時代の企業価値創造プロセス(6)
チャーミングなストーリーラインを目指して
2015年11月19日
-
【経営企画部 業務必携】コーポレートガバナンス・コード時代の企業価値創造プロセス(5)
チャーミングなストーリーラインを目指して
2015年11月06日
-
【経営企画部 業務必携】コーポレートガバナンス・コード時代の企業価値創造プロセス(4)
チャーミングなストーリーラインを目指して
2015年10月23日
-
【経営企画部 業務必携】コーポレートガバナンス・コード時代の企業価値創造プロセス(3)
チャーミングなストーリーラインを目指して
2015年10月15日
-
【経営企画部 業務必携】コーポレートガバナンス・コード時代の企業価値創造プロセス(2)
チャーミングなストーリーラインを目指して
2015年10月06日
同じカテゴリの最新レポート
-
【経営企画部 業務必携】コーポレートガバナンス・コード時代の企業価値創造プロセス(9)
チャーミングなストーリーラインを目指して
2016年09月05日
-
【経営企画部 業務必携】コーポレートガバナンス・コード時代の企業価値創造プロセス(8)
チャーミングなストーリーラインを目指して
2016年05月26日
-
【経営企画部 業務必携】コーポレートガバナンス・コード時代の企業価値創造プロセス(7)
チャーミングなストーリーラインを目指して
2015年12月15日
関連のサービス
最新のレポート・コラム
-
中間配当の導入は株価を動かすか
開示直後は好感されるも、効果のインパクトや持続力は弱い
2026年07月17日
-
経済産業省「公正な買収の在り方に関する研究会」による企業買収行動指針のポイント・Q&A(案)
指針の趣旨を明確化~「企業価値」や「望ましい買収」とは?~
2026年07月17日
-
「トランプ口座」始動、未来の株主多数輩出
口座開設、「収益獲得」ではなく「次世代投資家との接点」
2026年07月17日
-
データサイエンスを踏まえた年金数理理論の人的資本分析への発展可能性
新たな退職率算定方法による退職要因分析への応用
2026年07月17日
-
AI時代の競争力を生むのは誰か? ~シリコンバレーとシアトルが示す「人材エコシステム」の力~
2026年07月17日
よく読まれているコンサルティングレポート
-
2026年6月株主総会の株主提案数(速報)
2026年6月株主総会の株主提案数は101社と過去2番目の多さ
2026年06月17日
-
外為法審査による買収案件中止とその示唆
外為法に基づく投資審査制度と判断のポイント
2026年07月10日
-
2026年6月株主総会に向けた論点整理
アクティビスト投資家等による株主提案数は過去最多
2026年06月04日
-
アクティビスト投資家の近時動向(2026年4月)
「変質」しつつあるアクティビスト投資家。「対話」から「交渉」に。
2026年04月09日
-
データサイエンスを踏まえた年金数理理論の人的資本分析への発展可能性
新たな退職率算定方法による退職要因分析への応用
2026年07月17日
2026年6月株主総会の株主提案数(速報)
2026年6月株主総会の株主提案数は101社と過去2番目の多さ
2026年06月17日
外為法審査による買収案件中止とその示唆
外為法に基づく投資審査制度と判断のポイント
2026年07月10日
2026年6月株主総会に向けた論点整理
アクティビスト投資家等による株主提案数は過去最多
2026年06月04日
アクティビスト投資家の近時動向(2026年4月)
「変質」しつつあるアクティビスト投資家。「対話」から「交渉」に。
2026年04月09日
データサイエンスを踏まえた年金数理理論の人的資本分析への発展可能性
新たな退職率算定方法による退職要因分析への応用
2026年07月17日

