サマリー
◆撤退基準の策定に際して、安易に他社事例を参考にすることは得策ではないと考える。むしろ事業撤退には基本的な考え方や指針、いわば「コード」を意識した判断が求められる。
◆撤退基準は杓子定規に適用されるべきではなく、環境変化や競合状況、企業の成長ステージなど様々な要素を念頭におく必要があろう。一方でケースバイケースを盾に情実主義に陥ることがあってはならない。
◆取締役会においては、常日頃から新規事業開発や事業撤退の是非、換言すれば事業の新陳代謝についての議論が活発になされることが期待される。定期的なモニタリングを通じ、企業価値向上に資する経営判断を可能とするためにも、事業撤退に関わる経営判断に取締役会のリーダーシップは欠かせない。
◆撤退判断には、定量的な基準を超えたある種の経営センスが必要となることも少なくない。トレードオフを念頭においたスピーディーな撤退判断こそ企業経営の本質ともいえよう。
このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。
執筆者のおすすめレポート
-
【経営企画部 業務必携】コーポレートガバナンス・コード時代の企業価値創造プロセス(9)
チャーミングなストーリーラインを目指して
2016年09月05日
-
【経営企画部 業務必携】コーポレートガバナンス・コード時代の企業価値創造プロセス(7)
チャーミングなストーリーラインを目指して
2015年12月15日
-
【経営企画部 業務必携】コーポレートガバナンス・コード時代の企業価値創造プロセス(6)
チャーミングなストーリーラインを目指して
2015年11月19日
-
【経営企画部 業務必携】コーポレートガバナンス・コード時代の企業価値創造プロセス(5)
チャーミングなストーリーラインを目指して
2015年11月06日
-
【経営企画部 業務必携】コーポレートガバナンス・コード時代の企業価値創造プロセス(4)
チャーミングなストーリーラインを目指して
2015年10月23日
-
【経営企画部 業務必携】コーポレートガバナンス・コード時代の企業価値創造プロセス(3)
チャーミングなストーリーラインを目指して
2015年10月15日
-
【経営企画部 業務必携】コーポレートガバナンス・コード時代の企業価値創造プロセス(2)
チャーミングなストーリーラインを目指して
2015年10月06日
-
【経営企画部 業務必携】コーポレートガバナンス・コード時代の企業価値創造プロセス(1)
チャーミングなストーリーラインを目指して
2015年09月28日
同じカテゴリの最新レポート
-
【経営企画部 業務必携】コーポレートガバナンス・コード時代の企業価値創造プロセス(9)
チャーミングなストーリーラインを目指して
2016年09月05日
-
【経営企画部 業務必携】コーポレートガバナンス・コード時代の企業価値創造プロセス(7)
チャーミングなストーリーラインを目指して
2015年12月15日
-
【経営企画部 業務必携】コーポレートガバナンス・コード時代の企業価値創造プロセス(6)
チャーミングなストーリーラインを目指して
2015年11月19日
関連のサービス
最新のレポート・コラム
-
中間配当の導入は株価を動かすか
開示直後は好感されるも、効果のインパクトや持続力は弱い
2026年07月17日
-
経済産業省「公正な買収の在り方に関する研究会」による企業買収行動指針のポイント・Q&A(案)
指針の趣旨を明確化~「企業価値」や「望ましい買収」とは?~
2026年07月17日
-
「トランプ口座」始動、未来の株主多数輩出
口座開設、「収益獲得」ではなく「次世代投資家との接点」
2026年07月17日
-
データサイエンスを踏まえた年金数理理論の人的資本分析への発展可能性
新たな退職率算定方法による退職要因分析への応用
2026年07月17日
-
AI時代の競争力を生むのは誰か? ~シリコンバレーとシアトルが示す「人材エコシステム」の力~
2026年07月17日
よく読まれているコンサルティングレポート
-
2026年6月株主総会の株主提案数(速報)
2026年6月株主総会の株主提案数は101社と過去2番目の多さ
2026年06月17日
-
外為法審査による買収案件中止とその示唆
外為法に基づく投資審査制度と判断のポイント
2026年07月10日
-
2026年6月株主総会に向けた論点整理
アクティビスト投資家等による株主提案数は過去最多
2026年06月04日
-
アクティビスト投資家の近時動向(2026年4月)
「変質」しつつあるアクティビスト投資家。「対話」から「交渉」に。
2026年04月09日
-
データサイエンスを踏まえた年金数理理論の人的資本分析への発展可能性
新たな退職率算定方法による退職要因分析への応用
2026年07月17日
2026年6月株主総会の株主提案数(速報)
2026年6月株主総会の株主提案数は101社と過去2番目の多さ
2026年06月17日
外為法審査による買収案件中止とその示唆
外為法に基づく投資審査制度と判断のポイント
2026年07月10日
2026年6月株主総会に向けた論点整理
アクティビスト投資家等による株主提案数は過去最多
2026年06月04日
アクティビスト投資家の近時動向(2026年4月)
「変質」しつつあるアクティビスト投資家。「対話」から「交渉」に。
2026年04月09日
データサイエンスを踏まえた年金数理理論の人的資本分析への発展可能性
新たな退職率算定方法による退職要因分析への応用
2026年07月17日

