サマリー
◆自治体の間でシェアリングエコノミーを活用する動きが広まりつつある。クラウドソーシングや知識・スキルのシェアなど多岐にわたり、地域の行政サービスを補完する。子育てシェアなどは、行政による「公助」ではなく、シェアリングエコノミーを通じた「民間ベースの共助」によるサービスと位置づけられる。
◆地方では人口減少や高齢化等とも相まって、観光や交通、子育てなど、多様な課題が山積している。自治体がシェアリングエコノミーに取り組むことには、自治体の限られた予算の中で、現存する遊休資産等の有効活用によって課題を解決しようという意義がある。
◆しかし、自治体でのシェアリングエコノミー促進機運が高まる中で課題も見えてきた。ライドシェアの事例では、現行法による制約で実費を超える有償でのサービスができず、提供側のインセンティブを削ぐ結果になっている。地方における交通弱者対策として持続的な普及を図るためには、現行の仕組みそのものの見直しが必要かもしれない。
このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。
執筆者のおすすめレポート
-
シェアリングエコノミーによる地域の課題解決
~IT技術の進歩が可能にする地方創生~
2016年11月10日
-
シェアリングエコノミーへの期待と課題
~日本経済の健全な成長に向けて~『大和総研調査季報』 2016年秋季号(Vol.24)掲載
2016年12月01日
-
期待高まる地方創生へ向けた取り組み(1):クラウドファンディングの活用
~交付金対象事業「クラウドファンディング活用三市連携事業」の事例を踏まえて~
2017年02月08日
-
「日本遺産」で地域活性化!
~世界遺産とは異なる、秘めたる“可能性”~『大和総研調査季報』 2017年夏季号(Vol.27)掲載
2017年09月01日
-
自治体の「宿泊税」導入に向けた取り組み
~京都市における導入への動きと、宿泊税が広がる背景~
2017年10月12日
-
民泊ガイドラインと新法の規制条例
~国による民泊新法VS自治体による制限~
2018年01月18日
同じカテゴリの最新レポート
-
ふるさと納税のポータルサイト手数料
事務費の性質からみた内製化の論点-リスクの引受と間接費の計上
2026年09月28日
-
ふるさと納税の現況
地域経済の下支えと財政健全化の効果
2026年08月26日
-
最高路線価に読む立地の収益力
大都市圏への集中と、商業拠点から観光拠点への主役交代の兆し
2026年07月23日
最新のレポート・コラム
よく読まれているリサーチレポート
-
国税庁が非上場株式評価の方向性を公表
簿価純資産と収益力で評価する「残余利益方式」に統一の方向
2026年09月08日
-
GPIF経営委員会の8月開催が意味すること
基本ポートフォリオ見直しに向けて第一歩を踏み出したのか
2026年09月01日
-
日米協調介入は円安の是正にどこまで効果を発揮したのか?
更なる介入の合理性は低下。レジーム転換の有無が今後の焦点に
2026年09月14日
-
コーポレートガバナンス・コード改訂の焦点
企業の自律的な判断と実質を伴う説明が問われる
2026年08月27日
-
第230回日本経済予測(改訂版)
円安・金利上昇下の日本経済と成長力強化への課題①AI活用による経済への影響、②資産市場と経済の好循環、を検証
2026年09月08日
国税庁が非上場株式評価の方向性を公表
簿価純資産と収益力で評価する「残余利益方式」に統一の方向
2026年09月08日
GPIF経営委員会の8月開催が意味すること
基本ポートフォリオ見直しに向けて第一歩を踏み出したのか
2026年09月01日
日米協調介入は円安の是正にどこまで効果を発揮したのか?
更なる介入の合理性は低下。レジーム転換の有無が今後の焦点に
2026年09月14日
コーポレートガバナンス・コード改訂の焦点
企業の自律的な判断と実質を伴う説明が問われる
2026年08月27日
第230回日本経済予測(改訂版)
円安・金利上昇下の日本経済と成長力強化への課題①AI活用による経済への影響、②資産市場と経済の好循環、を検証
2026年09月08日

