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市区町村データからみるマイナンバーカード取得率に影響を及ぼす要因

自治体の財政力、人口密度、ひとり親世帯比率が取得率に影響

金融調査部 研究員 渡辺 泰正

サマリー

◆マイナンバーカード取得率が人々の属性や住む市区町村によって異なる場合、マイナンバーカード活用による行政サービスの利便性の向上は、行政サービスへのアクセシビリティの不均等をもたらす可能性がある。この事態を回避するためには、まずは、どのような要因がマイナンバーカード取得率に影響を及ぼすのかを明らかにすることが重要になる。

◆そこで本レポートでは、市区町村レベルで集計されたデータを用いて、マイナンバーカード取得率と関連する地域の属性を検討した。その結果、財政力指数が低いこと、人口密度が低いこと、ひとり親世帯比率が高いことなどが、マイナンバーカード取得率を低下させる要因となっていることが明らかになった。

◆これらの結果からは、「財政力指数の低い市区町村に対して、マイナンバーカード取得促進キャンペーンを実施するための補助金を出す」、「ひとり親世帯にターゲットを絞ったマイナンバーカード取得のためのキャンペーンを実施する」など、マイナンバーカード取得促進に向けた示唆が得られた。

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