ファイアーウォール規制の見直しに関する改正法案

2008年金商法改正関連シリーズ

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サマリー

◆3月4日、金融商品取引法等の改正法案が国会に提出された。改正項目は多岐にわたるが、本稿では、ファイアーウォール規制の見直しについて説明する。

◆現行法では、証券会社の取締役等がグループ銀行・保険会社等の取締役等を兼職することが禁止されているが、改正案ではこの禁止が撤廃されている。

◆一方、金融審報告などでも提言されていた顧客情報の共有規制の見直しについては、改正法案では触れられていない。これは、顧客情報の共有規制は、法律ではなく内閣府令に規定されているためである。顧客情報の共有規制の見直しは、将来内閣府令が改正される際に行われると予想される。

◆兼職規制の撤廃は、他の改正規定とは異なり、法案可決後の公布の日から1年以内の政令で定める日から施行される予定である。

本レポートは、サマリーのみの掲載とさせて頂きます。

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