米国における時価会計見直しの動き

SECの文書と緊急経済安定化法案、IASBの草案

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2008年10月03日

  • 吉井 一洋

サマリー

◆米国のSECは、2008年9月30日に、「SECの主任会計士室及びFASBスタッフによる時価会計の解説」という文書を公表した。同文書は、活発な市場が存在しない証券等のSFAS157号『公正価値の測定』に基づく時価の算定に関する考え方を示している。時価会計そのものを凍結する内容とはなっていない。

◆一方、米国議会に提出された緊急経済安定化法案では、SECにSFAS157の適用を凍結する権限を与える旨を定めている。さらに時価会計基準の適用凍結の権限も与えているようにも読める。

◆IASB(国際会計基準審議会)も、取引が活発でない市場の金融商品の時価(公正価値)の算定(測定)と開示に関する草案を2008年9月16日に公表している。

本レポートは、サマリーのみの掲載とさせて頂きます。

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