サマリー
◆米国のSECは、2008年9月30日に、「SECの主任会計士室及びFASBスタッフによる時価会計の解説」という文書を公表した。同文書は、活発な市場が存在しない証券等のSFAS157号『公正価値の測定』に基づく時価の算定に関する考え方を示している。時価会計そのものを凍結する内容とはなっていない。
◆一方、米国議会に提出された緊急経済安定化法案では、SECにSFAS157の適用を凍結する権限を与える旨を定めている。さらに時価会計基準の適用凍結の権限も与えているようにも読める。
◆IASB(国際会計基準審議会)も、取引が活発でない市場の金融商品の時価(公正価値)の算定(測定)と開示に関する草案を2008年9月16日に公表している。
◆一方、米国議会に提出された緊急経済安定化法案では、SECにSFAS157の適用を凍結する権限を与える旨を定めている。さらに時価会計基準の適用凍結の権限も与えているようにも読める。
◆IASB(国際会計基準審議会)も、取引が活発でない市場の金融商品の時価(公正価値)の算定(測定)と開示に関する草案を2008年9月16日に公表している。
本レポートは、サマリーのみの掲載とさせて頂きます。
このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。
同じカテゴリの最新レポート
-
EUサステナ開示規制順守は米国法違反?
米国産業団体は米政府にEU規制の域外適用撤廃の交渉を求める
2025年11月19日
-
トランプ大統領「四半期開示は廃止」
第1次政権で頓挫した四半期開示の廃止を再び提案
2025年09月25日
-
のれんに関してASBJが意見聴取を実施する
のれんの非償却の導入・償却費計上区分の変更が提案された
2025年08月06日
最新のレポート・コラム
よく読まれているリサーチレポート
-
日本経済見通し:2025年10月
高市・自維連立政権の下で経済成長は加速するか
2025年10月22日
-
非財務情報と企業価値の連関をいかに示すか
定量分析の事例調査で明らかになった課題と今後の期待
2025年11月20日
-
中国:2025年と今後10年の長期経済見通し
25年:2つの前倒しの反動。長期:総需要減少と過剰投資・債務問題
2025年01月23日
-
第227回日本経済予測
高市新政権が掲げる「強い経済」、実現の鍵は?①実質賃金引き上げ、②給付付き税額控除の在り方、を検証
2025年11月21日
-
グラス・ルイスの議決権行使助言が大変化
標準的な助言基準を廃し、顧客ごとのカスタマイズを徹底
2025年10月31日
日本経済見通し:2025年10月
高市・自維連立政権の下で経済成長は加速するか
2025年10月22日
非財務情報と企業価値の連関をいかに示すか
定量分析の事例調査で明らかになった課題と今後の期待
2025年11月20日
中国:2025年と今後10年の長期経済見通し
25年:2つの前倒しの反動。長期:総需要減少と過剰投資・債務問題
2025年01月23日
第227回日本経済予測
高市新政権が掲げる「強い経済」、実現の鍵は?①実質賃金引き上げ、②給付付き税額控除の在り方、を検証
2025年11月21日
グラス・ルイスの議決権行使助言が大変化
標準的な助言基準を廃し、顧客ごとのカスタマイズを徹底
2025年10月31日

