退職給付会計の割引率見直しへ

5年以内の債券利回りから、期末の利回りへ

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2007年11月30日

  • 吉井 一洋

サマリー

◆2007年11月22日のASBJ(企業会計基準委員会)で、退職給付会計の割引率等の見直しの検討を開始する旨が決定された。

◆現在の退職給付会計基準では、退職給付債務の割引率として概ね5 年以内の債券の利回りを用いることが認められているが、IFRS(国際財務報告基準)では優良社債の期末の利回りを用いることとされている。

◆ASBJでは、割引率の見直しを検討し、2008年9月頃までに最終基準を公表する予定である。

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