四半期会計基準・適用指針公表(概要編)

損益は3ヶ月及び累計を開示、会計処理・注記は簡素化

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2007年03月29日

  • 吉井 一洋

サマリー

◆2007年3月14日、ASBJ(企業会計基準委員会)は、四半期財務諸表の作成基準及び適用指針を公表した。

◆ASBJでは、中間決算が無くなり四半期決算に統合されること、四半期末から45日以内に開示することを前提に、議論を行ってきた。

◆会計基準・適用指針では、四半期財務諸表として連結貸借対照表、連結損益計算書、連結キャッシュ・フロー計算書の作成を求めること、損益情報について四半期3ヶ月間の情報の開示も求めること、株主資本等変動計算書の作成は求めず重要な変動があった場合のみ注記すること、簡便な会計処理や四半期特有の会計処理を認めること、注記項目の簡素化を図ることなどが示されている。

◆新基準・適用指針は2008年4月から適用される。

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