四半期会計基準案、公表へ

四半期3ヶ月の損益は開示、表示科目・注記は簡素化

RSS

2006年10月31日

  • 吉井 一洋

サマリー

◆2006年10月27日、ASBJ(企業会計基準委員会)は、四半期財務諸表の作成基準案及び適用指針案を公表する旨を議決した。11月始めに公表される予定である。

◆ASBJでは、中間決算が無くなり四半期決算に統合されること、四半期末から45日以内に開示することを前提に、議論を行ってきた。

◆会計基準案・適用指針案では、四半期財務諸表として連結貸借対照表、連結損益計算書、連結キャッシュ・フロー計算書の作成を求めること、損益情報について四半期3ヶ月間の情報の開示も求めること、株主資本等変動計算書の作成は求めず重要な変動があった場合のみ注記すること、注記項目の簡素化を図ることなどが示されている。

◆ASBJ(企業会計基準委員会)では、2006年12月下旬までコメントを集め、コメントを受けて検討を続け、最終的な会計基準・適用指針をまとめる予定である。

このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。