サマリー
◆2006年7月5日、ASBJ(企業会計基準委員会)は、『棚卸資産の評価に関する会計基準』を公表した。
◆現在、棚卸資産の評価基準は原価法と低価法の選択適用を認めているが、本会計基準の公表により、低価法に一本化されることが確定した。
◆本テーマはIASB(国際会計基準審議会)とのコンバージェンス・プロジェクトの対象項目にもなっており、この作業についても一歩前進したことになる。
◆適用時期については、企業側の事情にも配慮し、公開草案から1年遅らせ、2008年4月以後開始する事業年度からとして最終決着した(早期適用可。留意点については本文参照)。
◆現在、棚卸資産の評価基準は原価法と低価法の選択適用を認めているが、本会計基準の公表により、低価法に一本化されることが確定した。
◆本テーマはIASB(国際会計基準審議会)とのコンバージェンス・プロジェクトの対象項目にもなっており、この作業についても一歩前進したことになる。
◆適用時期については、企業側の事情にも配慮し、公開草案から1年遅らせ、2008年4月以後開始する事業年度からとして最終決着した(早期適用可。留意点については本文参照)。
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