監視委員会、監査法人の罰則導入を建議

金融審議会での検討開始へ

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2006年04月24日

  • 吉井 一洋

サマリー

◆2006年4月21日、証券取引等監視委員会は、金融庁長官に監査法人の責任のあり方について建議した。

◆現行制度では、粉飾に協力した公認会計士を罰することはできても、監査法人を罰することはできない。建議はこの点を改める必要がある旨を指摘している。

◆証券市場を監督する立場にある証券取引等監視委員会が、上記の建議を行った意義は大きく、4月26日に開始する金融審議会の公認会計士制度部会では、監査法人への罰則導入に向けた検討が行われるものと思われる。

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