四半期会計の論点整理公表

四半期3ヶ月の損益は開示、注記は簡素化

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2006年01月31日

  • 吉井 一洋

サマリー

◆2005年12月27日、ASBJ(企業会計基準委員会)は、四半期財務諸表の作成基準を今後作成する上での論点整理を公表した。

◆ASBJ は、中間決算が無くなり四半期決算に統合されること、四半期末から45日以内に開示することを前提に、議論を行っている。

◆論点整理では、四半期財務諸表として連結貸借対照表、連結損益計算書、連結キャッシュ・フロー計算書の作成を求めること、損益情報について四半期3ヶ月間の情報の開示も求めること、株主資本等変動計算書の作成は求めず重要な変動があった場合のみ注記すること、注記項目の簡素化を図ることなどが提案されている。

◆ASBJ(企業会計基準委員会)は、2006年2月15日までコメントを集め、2006年中(夏~秋?)に最終的な会計基準・適用指針をまとめる予定である。

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