中小企業の会計指針公表

中小企業会計のガイドラインを統一

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2005年09月29日

  • 吉井 一洋

サマリー

◆ 2005年8月3日に「中小企業の会計に関する指針」が公表された。

◆ これまで、中小企業の会計に関しては、中小企業庁、日本税理士会連合会及び日本公認会計士協会の三団体から報告が公表されていた。今回の指針はこれらの報告を統合するものであり、その検討は、日本公認会計士協会(JICPA)、日本税理士会連合会、日本商工会議所及び企業会計基準委員会(ASBJ)によって設置された『「中小企業の会計」の統合に向けた検討委員会』で行われてきた。

◆ 指針は会計基準ではないため、適用が強制されるものではない。しかし、会計参与がこれに準拠して財務諸表を作成することや、金融機関が融資の条件として当該指針に基づく財務諸表の作成を求めることなどにより、普及していくものと思われる。

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