サマリー
◆2018年10月の非農業部門雇用者数は前月差+25.0万人と前月から大きく加速し、市場予想(Bloomberg調査:同+20.0万人)を上回る良好な結果となった。9月はノースカロライナ州に上陸したハリケーン・フローレンスが雇用者数を押し下げたとみられ、そこからの反動が今回、雇用者数を押し上げたと考えられる。
◆もっとも、民間サービス部門では、ハリケーンによる9月の減速が顕著だった娯楽サービス業以外でも幅広く雇用者数は増加している。加えて、生産部門の雇用者数が2018年2月以来の大幅な伸びとなったことなどを踏まえると、ハリケーン被害からの復旧による効果を除いても、雇用者数の伸びは底堅いといえる。
◆家計調査による10月の失業率は、前月から横ばいの3.7%となり、市場予想通りの結果であった。失業者数は4ヵ月ぶりの増加に転じたが、労働参加率は同+0.2%ptと4ヵ月ぶりに上昇していることから、ネガティブに捉える必要はない。
◆10月の民間部門の平均時給は前年比+3.1%と、2009年4月以来の高い伸びを記録した。一方、前月からの変化を見ると、前月比+0.2%と、伸びは2ヵ月連続で縮小しており、前年比の数字についてはやや割り引いて見る必要があろう。
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