サマリー
◆2026年7月の完全失業率(季節調整値)は2.4%と、3カ月ぶりに低下(前月差▲0.1%pt)し、2025年7月以来の低水準となった。失業者数は2カ月ぶりに減少(同▲8万人)した。就業者数は2カ月連続で減少(同▲15万人)したが、減少幅は前月(同▲36万人)から縮小した。
◆2026年7月の有効求人倍率(季節調整値)は1.18倍と前月から横ばいだった。他方、新規求人倍率は2.10倍(前月差▲0.06pt)と前月から低下した。
◆先行きの雇用環境は堅調に推移しよう。労働供給が中長期的に減少していく可能性が高いこともあり、企業は高水準の賃上げなど、人材確保に向けた積極的な取り組みを続けている。ただし、下振れリスクは小さくない。中東情勢をめぐる不確実性が依然として高い状況が続いており、原油の価格高騰や供給が不安定な状態が長期化すれば、企業収益の悪化を通じて雇用調整が進む恐れがある。トランプ米政権による高関税政策(トランプ関税)や日中関係の悪化の影響にも引き続き注意が必要だ。
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