2026年10月01日
サマリー
◆2026年8月に公表された「令和6年全国家計構造調査」の結果によると、世帯の金融資産が1億円以上の富裕層は前回の2019年調査から増加した。富裕層の6割程度を高齢層が占めている状況も変わっておらず、今後も高齢富裕層は増加するとみられる。
◆本稿では、相続税のデータを利用して高齢富裕層の地域分布の把握を試みた。また、贈与税のデータを利用して、将来高齢富裕層の相続人となり得る人々の地域分布の把握も試みた。結果として両者の分布は似通っており、高齢富裕層の資産は相続後も同じ地域内に残る可能性が示唆された。
◆高齢富裕層が増加する中で、金融ビジネスにおける富裕層向けビジネスの重要性も高まるだろう。富裕層の分布やニーズを把握し、適切なアプローチを行う必要がある。
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