サマリー
◆10月の完全失業率(季節調整値)は2.6%と3カ月連続で同水準だった。失業者数は増加(前月差+4万人)した。就業者数も増加(同+12万人)し、5カ月ぶりに過去最高を更新した。総じて見れば、労働参加と就業拡大が進展し、雇用環境の改善が進んだと評価できる。
◆10月の有効求人倍率(季節調整値)は1.18倍(前月差▲0.02pt)と2カ月ぶりに低下し、新規求人倍率は2.12倍(同▲0.02pt)と4カ月連続で低下した。求人側の指標は、2022年後半以降、緩やかな減少トレンドが継続している。
◆先行きの雇用環境は緩やかな改善が続くとみている。労働供給は中長期的に減少していく可能性が高く、企業は高水準の賃上げなど、人材確保に向けた積極的な取り組みを続けている。ただし、トランプ米政権による高関税政策(トランプ関税)や最低賃金の引き上げが労働需要へ及ぼす影響には注意が必要だ。
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