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2021年6月雇用統計

完全失業率は0.1%低下し、雇用環境は総じて改善

2021年07月30日

経済調査部 研究員 和田 恵

サマリー

◆2021年6月の完全失業率(季節調整値)は、2.9%(前月差▲0.1%pt)と3カ月ぶりに低下した。内訳を見ると、就業者が4カ月ぶりに増加し(同+21万人)、失業者が3カ月ぶりに減少した(同▲2万人)。3度目の緊急事態宣言の一部解除を受け、雇用環境は改善した。

◆6月の有効求人倍率(季節調整値)は1.13倍(前月差+0.04pt)と上昇した一方、新規求人倍率(同)は2.08倍(同▲0.01pt)とおおむね横ばいであった。新規求人数は前月比+4.9%と2カ月連続で増加した。新規求職申込件数は緊急事態宣言の解除を受けて求職活動を再開した者により増加に転じた。

◆先行きの雇用環境は足踏み傾向が続くだろう。感染状況の悪化が続けば、感染拡大防止策の影響を受けやすい対人接触型サービス業などを中心に業況の低迷が続き、労働需要の回復が遅れる恐れがある。

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