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2019年9月鉱工業生産

9月は大型案件で増産も7-9月期では減産、生産調整局面が続く

2019年10月31日

経済調査部 エコノミスト 鈴木 雄大郎

小林 俊介

サマリー

◆9月の生産指数は前月比+1.4%と2ヶ月ぶりに上昇した。コンセンサス(同+0.4%)を上回り、先月時点での計画のバイアスを補正した予測指数における試算値のレンジ(同▲0.7~+1.3%)の上限も上回った。9月の輸出数量指数は同▲0.5%と低下していたが、一部品目で大型案件が全体を押し上げた。

◆出荷指数と在庫指数を見ると、出荷指数が前月比+1.3%と2ヶ月ぶりに上昇し、在庫指数は同▲1.6%と3ヶ月連続で低下した。その結果、在庫率指数は同▲2.4%と低下に転じた。単月では低下したものの、在庫率は高水準を維持しており、当面は生産の調整圧力が残存するだろう。

◆製造工業生産予測調査によると、10月は前月比+0.6%、11月は同▲1.2%である。また、計画のバイアスを補正した10月の生産指数(経済産業省による試算値、最頻値)は同▲1.6%と推計されている。10月は消費増税に伴う駆け込み需要の反動減や大型台風に伴う工場の操業停止などによって低下するとみられる。その後も外需の弱さを受け、冴えない動きが当面は続くだろう。

◆11月8日に公表予定の9月景気動向指数の一致CIは前月差+3.3ptと予想する。この数値を前提とすると、基調判断は現在の「悪化」から「下げ止まり」へ上方修正される。

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