サマリー
◆2013年6月の全国CPI(除く生鮮食品、以下コアCPI)は、前年比+0.4%となり、市場コンセンサス(同+0.3%)を上回った。コアCPIの上昇は2012年4月以来、1年2ヶ月ぶり。コアCPIがプラスに転じた主な要因は、エネルギーの押上げ寄与が拡大したこと。これは、「灯油」、「ガソリン」が、前月比ではほぼ横ばいとなる中、前年の裏の影響で前年比では大幅に上昇したため。
◆他の財・サービスに関してみても、耐久財の下落幅が縮小、サービスは1年2ヶ月ぶりの上昇に転じており、総じて下げ止まりの動きが見られている。市況要因を除いた物価動向を表す「食料(除く酒類)及びエネルギーを除く総合、以下コアコアCPI」は、前年比▲0.2%と依然下落が続いているものの、下落幅は5月(同▲0.4%)から縮小した。物価下落には徐々に歯止めがかかりつつある。
◆先行きについては、全国コアCPIはエネルギーによる押上げを主因にプラス圏での推移が続く見込みである。景気回復によるGDPギャップの改善も続く見込みであり、エネルギー以外の物価に関しては、基調的に下落幅を縮小していく公算が大きい。ただし、コアCPIは前年比+1%を下回る、緩やかな上昇が続く見込みであり、日銀が目標とする前年比+2%の物価上昇の達成は困難な状況が続くとみている。
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