サマリー
◆中国国家統計局によると、2026年7月~9月の実質GDP成長率は前年同期比4.5%(以下、断りのない限り変化率は前年比、前年同期比)となった。1月~9月は4.6%と、2026年の政府成長率目標である4.5%~5.0%のレンジ内となったが、4月~6月(4.3%)はこれを下回り、7月~9月は下限と同じだった。1月~9月の4.6%成長に対する需要項目別寄与度は、最終消費支出が2.1%pt、総資本形成は1.3%pt、純輸出は1.2%ptであった。1月~6月との比較では、内需が一段と減速した一方で、7月~9月の貿易黒字の急増を背景に、純輸出の寄与度が上昇した。
◆当面の注目点は、2026年8月28日付で発表された住宅の予約販売から完成後販売への移行と、10月1日に開始された新規住宅ローンに対する財政による1%ptの利子補給で、住宅需要がどれほど刺激されるかである。大和総研では、少なくとも当面は、不動産不況による景気下振れリスクが限定的になるとみている。このため、中国経済見通しを若干引き上げた。2026年は従来の4.5%から4.6%に、2027年は4.2%から4.4%に上方修正した。
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