「金利のある世界」での財務レバレッジ再考

日米欧比較から探る日本企業の最適資本構成のあり方

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サマリー

◆日本企業のROEが米欧と比べて低い背景として財務レバレッジの低さが指摘されている。実際に、日本企業はD/Eレシオがゼロに近い企業が多い特徴がある。これは、財務健全性や将来の調達余力の点では肯定的に評価できる一方、収益力や投資機会に照らして自己資本が過大で、資本効率が低い企業が多いとの評価もできる。

◆最適なレバレッジ水準を検討する上では、負債による節税効果と信用力低下や財務制約に伴うコストのバランスに加え、格付維持や将来の投資機会に対応するための財務柔軟性なども考慮する必要がある。

◆日本企業の金利負担の増加はこれから本格化すると見込まれる。負債調達コストや資本効率への意識が変化する中、企業には自社の事業特性や収益力、財務健全性などを踏まえつつ、最適な資本構成を改めて検討することが求められよう。

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