TOPIXの第2フェーズの見直し

流動性や時価総額によって、約500銘柄が除外される見込み

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サマリー

◆JPX総研は「TOPIX等の見直しについて」を公表し、8月18日まで意見募集を行うことを発表した。正式なルールの公表は9月末ごろの予定である。

◆2023年10月に、TOPIX構成銘柄(約2,100銘柄)のうち、流通株式時価総額100億円未満などの439銘柄が2025年1月末に除外され、約1,700銘柄になることが公表されたが、今回の見直しはTOPIXをさらに絞り込むものである。

◆年1回の定期入替が導入され、初回の銘柄入替は2026年10月最終営業日(定期入替基準日は8月最終営業日)で、第2回入替は2028年10月最終営業日である。その後は毎年実施される。①年間売買代金回転率で選ばれたものの中から、②浮動株時価総額の累積比率に基づいて、2段階で選定が行われる。JPX総研の試算によれば、1,200銘柄が選定される見込みである。

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