東証改革の継続に向けたフォローアップ会議の開始

経過措置の方向性について議論

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サマリー

◆東京証券取引所に「市場区分の見直しに関するフォローアップ会議」が設置され、7月29日に第一回会議が開催された。この会議では、有識者によって上場会社の企業価値向上への取組みや経過措置の取扱い、ベンチャー企業への資金供給などに関する追加的な対応について、議論が行われる。

◆第一回会議では、市場のあり方、再編後の市場の制度設計に対する評価・フォローアップ方法などについて、幅広く議論が行われた。制度変更につながるような決定はなされていない。会議は3年程度の期間が想定されているものの、今後半年程度を目途に一旦議論をまとめるようである。

◆注目される【経過措置のあり方】は、経過措置期間を早期に示すべきなどの声があった。具体的な期間は3年や5年程度という意見や、2025年に中間目標を置き、その後に終了させるという二段階方式についての意見が出た。

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