2010年12月29日
サマリー
◆中国では2010年に工場での自殺問題や、賃上げなど待遇改善を求める労働争議が相次いで発生し、日系を含む多くの企業が対応に追われた。
◆労働問題が多発した背景には、中国共産党と政府がこれまでの「豊富かつ安価な労働力が牽引する経済発展」戦略を方針転換して労働者を保護する姿勢を強め、関連法などを実施したことが挙げられる。
◆政府による政策と同様に重要な要因として、工場労働者の中核を占める農村部からの出稼ぎ労働者の意識や考え方の変化も挙げられる。
◆今後も中国において労働問題がさまざまな形でリスクとなる可能性があり、企業にはCSRの視点から労働分野における取組みが求められる。
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