2009年08月19日
サマリー
◆欧州4カ国の年金基金を訪問し、ESG投資に関する状況をヒアリングした。
◆明らかになったのは、いずれの場合もESG投資に取り組むきっかけとして社会からの強い要請が存在した。パフォーマンスは重要としているが、パフォーマンスの良し悪しを最大の理由としてESG投資を始めたわけではない。
◆ESG投資といっても、エンゲージメント重視の基金、企業評価に組み込むことを重視する基金など、取り組みには差があるが、エンゲージメントと企業評価を上手く組み合わせることでより効果的なESG投資が可能となっている。
◆日本の年金基金でESG投資を推進するためには、ESG投資の社会的な意義を再確認する必要があろう。
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