ガバナンス回顧(5)ブルドック防衛策の「適法性」

~特別決議の意味と少数株主ガバナンス~

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2007年07月13日

  • 藤島 裕三

サマリー

◆2007年上半期に話題となった経済ニュースを、ガバナンスの視点から回顧する。第五回目はブルドックソース株主総会における買収防衛策の導入を取り上げる。

◆ 同社の防衛策は「適法」として確定する見通しである。ただし、特別決議に決定的な効力を認めるのではなく、個人株主の支持を得たことに注目すべきだろう。

◆資本市場の恩恵を受けるためには、純投資家に報いる経営をしなければならない。上場企業は少数株主ガバナンスの下、防衛策を構築することが強く望まれる。

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