「ソニーガバナンス」の再評価

~統治改革は企業価値に寄与しないのか?~

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2007年01月10日

  • 藤島 裕三

サマリー

◆新春を迎えるに際して、2006年に話題となった経済ニュースを、ガバナンスの視点から回顧する。第四回目は、先進的とされてきた「ソニーガバナンス」について。

◆新規ビジネスの成功において、同社のガバナンスは少なからず貢献した。既存ビジネスの不振に際しても、トップ交代が断行されるなどガバナンスは機能している。

◆業績悪化や不祥事発生を完全に防ぐことはできない。発生する確率を低減すると共に、発生時の適切な対応を担保するため、形としてのガバナンスは意味が大きい。

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