「製紙攻防」が意味するもの

~わが国に敵対的買収は馴染まないのか?~

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2007年01月05日

  • 藤島 裕三

サマリー

◆新春を迎えるに際して、2006年に話題となった経済ニュースを、ガバナンスの視点から回顧する。第二回目は、王子製紙と北越製紙による「製紙攻防」について。

◆王子による経営統合計画は、業界環境を踏まえた妥当性の高いものだった。資本市場の評価を追い風に、敵対的なアプローチを徹底するべきだったのではないか。

◆今後、第2・第3の王子が出現した場合、成功する確率は決して少なくはないと思われる。いかに資本市場の支持を得られるかが、必要不可欠なポイントになろう。

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