2019年01月16日
サマリー
最近、SDGs(=Sustainable Development Goals「持続可能な開発目標」)という言葉が、頻繁にメディアに取り上げられている。あちらこちらで、有識者と呼ばれるSDGsの専門家を集めたフォーラムが催され、出版物もあまた書店に並んでいる。
しかしながら、私が家族(家内や社会人・大学生の娘達)に、SDGsについて問い掛けても、あやふやな返答ばかりで非常に心許ない。聞いたことはあるが、内容はよくわからないというのだ。SDGsは、何か掴みどころのない曖昧模糊な言葉として、インフルエンザのように日本で猛威を振るおうとしているのだろうか。
そもそも、SDGsとは、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標だ。
具体的には、持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され、No one will be left behind. すなわち、「誰一人も取り残さない」ことを基本理念としている。そして、このSDGsは、発展途上国のみならず、先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものとされているのだ。
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