コーポレートガバナンス・コードの策定に伴う東証上場規程等の改正

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サマリー

◆2015年5月13日、東証は、コーポレートガバナンス・コードの策定に伴う有価証券上場規程等の改正を行った。


◆ポイントは、次の5点である。

  1. コーポレートガバナンス・コード(以下、CGコード)を有価証券上場規程の別添として定める。
  2. 企業行動規範の「遵守すべき事項」として、CGコードを実施しない場合の理由説明(エクスプレイン)を規定する。
  3. CGコードを実施しない場合の理由説明(エクスプレイン)は、コーポレートガバナンス報告書において行う。
  4. 改正前の「上場会社コーポレート・ガバナンス原則」尊重規定を、CGコードの趣旨・精神の尊重規定に置き換える。
  5. 主要な取引先の元業務執行者などを独立役員に指定する場合の「開示加重」を廃止して、「属性情報開示」に統一する。

◆改正は、2015年6月1日から適用される。

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