ASBJ、債券の時価会計緩和について意見募集

「その他」から「満期保有」への変更が可能に?

RSS

2008年11月06日

  • 吉井 一洋

サマリー

◆2008年10月28日に、ASBJ(企業会計基準委員会)は、「債券の保有目的区分の変更に関する論点整理」を公表した。

◆IASB(国際会計基準審議会)が10月13日に公表した「金融資産の分類の変更」(満期保有目的への分類変更の緩和)と同様の措置をわが国でも導入するかどうか等について、意見を募集するものである。

◆国際会計基準では「その他有価証券」から「満期保有目的への債券」への分類変更を、他の分類変更と比較して容易に認めており、同様の緩和が行なわれた場合、実質的に時価会計の一部凍結となってしまう可能性がある。

◆追加経済対策としても取り上げられている項目であるため、意見募集の締め切りは11月4日12:00までとショートノーティスになっていた。6日の委員会から本格的な議論が開始する。

本レポートは、サマリーのみの掲載とさせて頂きます。

このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。