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悪天候要因から回復してきた米国の雇用

2015年4月の米雇用統計:製造業の回復は緩慢なまま

2015年05月11日

政策調査部 主席研究員 土屋 貴裕

サマリー

◆4月の非農業部門雇用者数は前月から22.3万人増加した。雇用者数の増加ペースは回復したが、過去分は大幅に下方修正された。業種別では、企業向けサービス、教育・医療、建設などで雇用が増え、鉱業・林業などの雇用者数は引き続き減少した。


◆失業率は5.4%と前月から低下した。雇用者数が増えたことで失業率は低下した。会社都合による失業者、自己都合による失業者はともに減少した。平均時給は前月から増え、前年比伸び率は最近のレンジ上限近辺に上昇した。


◆悪天候要因からの反動増は限定的だったが、建設業や飲食店の雇用は増勢に転じた。1年前の冬場とは気温の下がり方が異なり、4月が反動増のピークとは限らない。ただし、製造業の回復は緩慢で、ドル高や海外経済の減速の影響が出ているとみられる。


◆6月のFOMC(連邦公開市場委員会)までに、もう一度雇用統計が公表される。金融政策変更に向けて、インフレ率の押し上げにつながるように労働市場が回復するかどうか確認する必要がある。

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