サマリー
◆11月の非農業部門雇用者数は前月から32.1万人増加し、失業率は前月と同じ5.8%となった。雇用者数の増加ペースは事前の市場予想を大幅に上回り、過去分も上方修正されて、雇用者数の増加ペースは加速している様子である。
◆業種別の雇用動向は、サービス業では、主に企業向けサービスと小売で雇用が増えた。非耐久財製造業など、これまで雇用が伸び悩んでいた業種で雇用が増加するなど、幅広い業種で雇用者数が堅調に増加している。
◆長期失業者数は緩やかに減少しつつあるが、一部に深刻な失業の問題が残されている可能性が示唆される。賃金も上昇しているが緩やかで、まだ限定的な範囲であり、インフレ率を大きく上昇させることはないだろう。
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