サマリー
◆2026年9月の完全失業率(季節調整値)は2.4%と、2カ月ぶりに低下(前月差▲0.1%pt)し、7月の水準に戻った。失業者数は「自発的な離職」を中心に2カ月ぶりに減少(同▲10万人)し、就業者数は2カ月連続で増加(同+34万人)した。労働参加と就業拡大が進展し、雇用環境は前月から改善したとみられる。
◆2026年9月の有効求人倍率(季節調整値)は1.19倍(前月差+0.01pt)と3カ月ぶりに上昇した。新規求職申込件数が大きく減少したことで、新規求人倍率は2.19倍(同+0.13pt)と上昇した。
◆先行きの雇用環境は堅調に推移しよう。労働供給が中長期的に減少していく可能性が高いこともあり、企業は高水準の賃上げなど、人材確保に向けた積極的な取り組みを続けている。ただし、雇用環境の悪化リスクは小さくない。中東情勢をめぐる不確実性は依然として高く、長期化する原油高が企業収益を悪化させ、幅広い産業で労働需要を下押しする恐れがある。
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