サマリー
◆2024年1-3月期の実質GDP成長率は前期比年率▲1.8%に改定され、1次速報値(同▲2.0%)からマイナス幅がわずかに縮小した。民間設備投資や民間在庫変動などが上方修正された一方、公共投資や個人消費などが下方修正された。認証不正問題に伴う一部自動車メーカーの大幅減産に加え、一部サービス輸出における前期からの反動減という特殊要因がGDP成長率を大きく押し下げたことが改めて確認された。
◆4-6月期の実質GDP成長率は前期比年率+2%程度(前期比+0.5%程度)と見込んでいる。自動車生産の増加のほか、春闘での大幅賃上げや定額減税による家計の所得環境の改善などが寄与するだろう。一方、海外経済の悪化による輸出の下振れリスクなどには引き続き注意が必要だ。
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