サマリー
◆ファッション産業は世界で第2位の汚染産業(国連貿易開発会議(UNCTAD))と言われるほど、環境面での負荷が大きい。加えて、一部で児童労働等による批判を受けてきた歴史がある他、アニマルウェルフェアの観点から問題を抱えるものもある。持続可能な経済社会の実現が意識される現代、ファッション産業全体が大きく変わっていくことが望まれている。
◆世界に目を向ければ、すでにファッション産業はサステナブルな方向へ動き始めている。国連気候変動枠組条約(UNFCCC)事務局が主導する「ファッション業界気候行動憲章」や、「ファッション協定」に多くの企業が参加しており、「サステナブルファッション」はもはや大きな潮流になりつつある。
◆一方で、これらの枠組みに参加する日本の企業はごくわずかである。消費者側にもファッションに持続可能性の向上を求める意識が十分芽生えているとは言い難い。時代が求めているものを捉えているからこそ、ファッション(=流行)は憧れの対象となり得る。産業として「サステナブル」で後れをとることのないよう、企業・産業主導による取り組みを加速していく必要があろう。
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