サマリー
◆ブルーエコノミーは、海洋における環境に配慮した持続可能な経済として捉えることができる。陸と海は相互に結びついており、持続可能な経済を木々の「緑」だけでなく、海の「青さ」を保つブルーエコノミーも併せて捉える必要がある。
◆海洋は重要な二酸化炭素の吸収源であるとともに、大気の熱も吸収しており、地球環境を支える上で非常に大切な役割を果たしている。しかし、海洋が大切であるから経済活動に利用しないのではなく、むしろ適度に利用することによって地球環境に役立て、海洋自体の持続可能な発展につなげることが重要である。
◆ブルーエコノミーは、すでに国際的に関心を集めている。今後、専門家や海洋関係者等だけでなく、一般消費者を含めた幅広い層が価値観を共有するようになれば、消費行動の変化を通じてさらに大きなムーブメントを作り出すことができるであろう。
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