サマリー
◆2021年10月の完全失業率(季節調整値)は2.7%と3カ月ぶりに低下した。内訳を見ると、就業者数は3カ月連続で減少したものの(前月差▲24万人)、失業者数も減少した(同▲7万人)。非労働力人口は3カ月連続で増加した(同+32万人)。
◆10月の有効求人倍率(季節調整値)は1.15倍(前月差▲0.01pt)、新規求人倍率(同)は2.08倍(同▲0.02pt)といずれも低下した。新規求人数は前月比+0.4%、新規求職申込件数は同+1.3%と求人側・求職側のいずれも増加したものの、求職側の増加幅が求人のそれを上回ったことで新規求人倍率を押し下げた。
◆先行きの雇用環境は緩やかに回復するだろう。対人接触型サービス業の就業者数の回復や労働時間の増加を受けた賃金の上昇が見込まれる。ただし、新型コロナウイルス変異株等による感染の再拡大によって、対人接触型サービス業の雇用環境が再び悪化するリスクには引き続き注意が必要だ。
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