サマリー
◆2021年10月1日に公表予定の9月日銀短観において、大企業製造業の業況判断DI(最近)は+15%pt(前回調査からの変化幅:+1%pt)、大企業非製造業では+1%pt(同:±0%pt)を予想する。業況判断DIの水準は製造業と非製造業の間に大きな差があり引き続き業種間格差が見られるものの、コロナショック以降に顕著であった製造業における業況判断DIの急速な改善は一服する公算が大きい。
◆これまで素材業種と加工業種の業況判断DIは概ね同程度のペースで改善を続けてきたが、9月短観では商品市況の上昇を主因とした素材業種の業況判断DIの改善が製造業全体をけん引する見込みだ。加工業種に関しては、原材料価格の上昇が収益を圧迫することに加え、供給制約の影響が顕在化しており、業況判断DIは悪化に転じるとみている。
◆2021年度の設備投資計画(全規模全産業、含む土地、ソフトウェアと研究開発投資額は含まない)は、前年度比+7.9%を予想する。世界的な景気回復を反映する形で、製造業では全体として堅調な見通しが示されるとみている。
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