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プレジャーボートのシェアリングエコノミー

~ボートシェアで海に親しみ、海洋の諸課題に対してより関心を~

2020年10月29日

経済調査部 主任研究員 市川 拓也

サマリー

◆ボートシェアとはモーターボート等のプレジャーボートを所有する者が使用していない時間に、インターネット上のプラットフォームを通じて他人に貸し出す仕組みである。マリンレジャーが盛んな欧米ではすでに広まりをみせているが、日本でもようやく幕を開けたところであり、ボートシェア普及の可能性が見えてきている。

◆ただし、日本ならではの課題や注意点がある。ボートのみの貸借をどう広げるかが課題となる上、海でオーナー自身が操縦して釣りガイドをする形で乗客を募る際は、「遊漁船業の適正化に関する法律」に注意する必要があろう。

◆ボートシェアの本質的な価値は、使っていない時間のボートの有効活用であり、シェアによる低価格での利用にある。ボートシェアを通じて多くの者が海に親しみを持つようになれば、海洋プラスチック問題や海洋資源の維持といった海洋が抱える諸課題に対してより関心が向くであろうし、SDGsの目標12「つくる責任つかう責任」、目標13「気候変動に具体的な対策を」、目標14「海の豊かさを守ろう」といった意識も高まろう。

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